嘘の求人がなくならない理由とは?

とあるサイトのハローワークの求職票が、正直に書かれているかどうかをアンケートを 取った結果、驚くべき事に約9割の人 が正直に書かれていないと回答している。その中の 理由に、応募条件、勤務時間、給料と順にある。特に私も全く同じ心象なのだが、未経験 者 でも応募が可能な筈なのにそうではない事だ。

これは民間企業にも言える事。これは後 にも論じます。これ程社会問題化して、マスコミにも叩かれているのに政府はほとんど関 心がない。

では法律的に虚偽の求出した場合どうなるのか?政府は名前の公表などと言っ ているが、これは自分で注視しなさいという注意喚起であって、資本家への罰則でもなん でもない。法律的な解釈ではないのであります。

職業安定法で虚偽の情報を掲載して採用した場 合には「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」となります。とあります。

職業安 定法第六十五条の八。虚偽の広告をなし、又は虚偽の条件を呈示して、職業紹介、労働者 の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者とあります。

つまりれっきとした犯罪行為 なのです。

ところが実際はどうなのか?2015年に虚偽の求人による 苦情は、ハローワークだけでも一万件以上。実際はもっとあるとは思われますが、懲役も 考えられる犯罪行為に、かくもこんなに犯罪行為に手を染められるものなのか?

職業安 定法を実際履行した事例で、2014年3月26日。大阪のショウワコーポレーションが業務停止命令を出されたのが、始めての行政処分なのだ。懲役や罰金が書かれていながら も営業停止レベル。しかもこれが始めてである。そこで実際厚生労働省へ私は電話取材をして見た。

厚生労働省もこうした事態を実は把握していて、ハローワークで寄せられた求職票と内 容と異なる所謂、虚偽に関する割合は36%と回答されました。

(厚生労働省相談)そこで摘発をされた企業 の統計を聞き出したのだが、驚くべき事にこうした摘発に関する統計は取ってないと回答 されました。

 

ハローワークで虚偽の求人を万単位で把握しておきながら、その摘発に関し ての統計がなんら調査されてないのです。電話で取材した感じ極めて時間を要しましたし 正直、たらい回しにされた対応でした。

ようやく職業紹介事業 、所謂人材派遣などの人材 斡旋の摘発に関する資料が、厚生労働省の WEBページで 労働者派遣事業職業紹介事業等 の適正な運用というページで見れる事が解りました。

そこでの数えてみると、平成24年 から28年10月現在、改善命令が10件。許可取り消し処分※職業安定法32条9の1 が三件。事業停止命令が一件という事が解りました。

図1は特定派遣会社も含めた派遣事 業者の総数である。8万件をすでに超えているにも関わらず、営業が出来なくなる程の行 政処分はたった三件である。

この行政処分に関する資料は全国の労働局から上がってきた 資料をである。この国はこうした悪質事業者に対する取締りを、真面目に取り組む気があ るのかはこの取材から全くやる気がないと思わざるを得ない。取材を進めていくとこうい う回答がありました。

「現行法でハローワークがこれらを取り締まる法律はありません。 すべて求職者側がそのつどハローワークに苦情を申し出て対応する。」

そこで私は、 「 こうした悪質な事業者に対してブラックリストなり目をつけているのか?」という問いに対して、「格ハローワークで指導を行っている。」と回答されました。

ここからは私の認識と取材での回答から解った 事ですが、つまりはこういうことでしょう。こう した虚偽の事例による被害については、労働基準 監督局が所管なのでしょう。

厚生労働省の回答も 労働局が分野に分かれて対処していると回答して ました。これは人材事業以外所謂一般の正規も含 めた対応も一緒です。

解りやすく例えば、自分が 被害を受け警察に動いてもらう為にはまず、被害 届を出すという手続きがいるわけです。

刑法には 記載はあっても実際それを犯人を捕まえる為に は、まず訴え出るという手続きが必要なのでしょ う。ここで言えば、求職票を出すだけでは犯罪行 為や違反にはならない、あるいはそれが判明しない。

まとめ。

売り手市場の求人とか言ってますが、実際に事実を書かれている求職票はどれ程あり、また派遣などの空求人をしっかり取り締まった場合本当の、有効求人倍率はいくつになるのか?政府が都合のいい数値を算出させる為に見て見ぬふりをしている。

また、民間の求人についても全く事件にすらなりません。私は思います。面接の旅費を採用側に出させるべきだと。

なぜ求人を求めている側にいつもこの費用を負担させるのか?これがよく分からない訳です。労働者側の方が立場が弱いと言いながらも、政府は資本を持っている側に肩入れしているとしか思えませんね。