趣味が料理の友人が、カフェをオープン。メニュー『ステーキ8000円』私「高すぎ。1700円のパスタにしよう」とんでもない結果に…

大学の同級生A子の話

A子は新卒で入った会社で10年以上OLしてて
趣味は料理と、知らない街の開拓&カフェ巡り&お散歩

30代半ばにして脱サラしてカフェをオープンさせた

A子は元々こだわるタイプだった
気に入った高いブランドバッグなんかは
ローン組んででも買うタイプ
でも借金癖があるほどではなかった

そんなA子のオープンさせたカフェは凄かった
自分が今までに行ったどこのカフェよりも
素敵なカフェにしたかったらしい
最初にお店に入った瞬間から、豪華さに圧倒された
OLが脱サラで始められるクオリティではない
宝くじでも当たったのか、
実家が金持ちで支援があったのかと憶測が飛んだ

結局、A子は夢を叶えるべく借金をしていた
「お客様にとってはやすらぎの空間だけど、
私にとっては一生の勤務先だから」
と、かなりの借金をした模様

私も料理人と付き合ってたことがあるので
知ってるんだけど
料理人が自分のお店を出す時
一軒のお店で一定期間(数年間)働いた実績がないと
銀行はお金を貸してくれない
(チェーン店の社員の場合はグループ内での移動は可能)
開店資金がものすごい額で、貯金を遥かに上回り
飲食店勤務の経験が全くないA子には、
どこの銀行も融資してくれなかった

結果、クレジット会社から融資を受けた
でも普通の融資は審査が通らなかったみたいで
後で聞いたら保証人がついてた

内装は本当にお洒落だった
一枚板のカウンターテーブル
イタリアから取り寄せたテーブルやイス
料理も食器も凝ったもの
ルクルーゼやストウブの小さな無水鍋を使った
シチューやハンバーグを出していた

食材はこだわり抜いて、
野菜は全部有機野菜を農家から取り寄せ
開店当時流行ってた
熟成肉のステーキも提供したいからと
ステーキの為にわざわざ小さな鉄板もキッチンに備えた

そしてピザを釜で焼きたいと、
大金はたいてピザ釜もオーダー
地元で大人気のピザ屋さんに紹介してもらって
イタリアから職人を呼んで小さな釜を作ってもらった
排気システムに数百万かかったらしい

パスタは全部特注の小麦を取り寄せて
お店で手作りの生麺
豪華なパスタマシーンが
客席から見えるように鎮座していた

そして自家製ベーコンを作ると言って、
実家の庭に小さな燻製小屋まで作った
何から何までこだわりまくり
麺もピザ生地もベーコンも手作り
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コーヒーも大きな焙煎マシーンを買って店内で焙煎
コーヒーにこだわった
コーヒー専門と同じクオリティのコーヒーを出していた

紅茶も業務用の既製品ではなく
こだわってミャンマーやら
スリランカから取り寄せた茶葉を使い
アイスティーでさえも
ちゃんと淹れてから冷やして出していた

水は当然こだわりの
アルカリイオン水の機械を入れていた
ケーキ類も全部自分でオーブンで作ってた

まあ、大したもんだと思う

 

オープン当日、招かれたのでA子の店に行った
友人知人で満席だった

メニュー表を見てビックリ
開店資金がかかったせいか、値段が全部かなり高額
場所は東京じゃないんだけど
「六本木ヒルズの店でもこんなにしないんじゃない?」
という値段だった

A子お勧めのメニューは
自慢の鉄板で焼く熟成肉のステーキ
お値段8千円
自家製ハンバーグも2千円超えなので
私は安価なパスタを頼んだ
自家製ベーコンと有機野菜のナポリタン¥1700
これでも安いメニューだった

そして、料理が全然出てこない
バイトのウェイトレスはひたすら水を注いでいた
バイトの子は料理を運ぶだけで
料理は全部A子が一人で作っているからだった

一時間以上待って、
やっとナポリタンが運ばれてきた
味が衝撃だった
そして一緒に行った友人の頼んだピザも衝撃だった

友人のピザは生焼けで
手作りのトマトソースは
「塩入れ忘れた?」レベルの薄味
私のナポリタンも病院食レベルの薄味で、
色からしてナポリタンじゃないし
自慢の燻製小屋で作ったベーコンは
大して香りもなく市販品以下
自慢の自家製生麺はコシが全くなくてブツブツ切れて
赤ちゃん用のうどんみたいな柔らかさ

他のお客もみんなしんだ魚の目で食べていた

オープン初日だったので仕方ないと思い、
一ヵ月空けて再訪した入ってビックリ
閑古鳥で誰もいない
そしてメニューの価格が更に上がっていた

あまりに高いので「値段上げたの?」と聞いたら
暇すぎて初期投資費用が回収できないので渋々上げたと
ステーキは1万円超え
ハンバーグは¥2980
パスタもピザも単品¥1980~と
東京一等地価格になっていた

肉料理が高くて頼めないので、またパスタをオーダー
¥2200のカルボナーラ

相変わらずパスタは柔らかすぎて
ブチブチ3cmほどに切れる
そして自慢の自家製ソースは
塩気がなくて不思議なダマがあってボソボソ
サイゼリアどころか
¥100以下で売ってるカルボナーラソースにボロ負け

一緒に行った友人が奮発したビーフシチューは
見た目はストウブのお洒落な小鍋に入ってて
カラフルな野菜が入っているものの、
薄味でコクも何もなかったそうな

食後のシフォンケーキも焼き時間足りなくて
ちゃんと膨らんでないし
添えてあるジャージーだかなんかの
こだわりの生クリームは
犬用ケーキのように甘みのないクリームだった

どこぞの高級宿泊施設のサロンと
同じ茶葉を使っていると自慢の食後のアイスティーは
「何時間放置したの?」っていうほど渋くて飲めなかった

もう二度と来ないと決めて、店を出た

704: 名無しさん@おーぷん 16/08/11(木)18:04:53 ID:hZ3
それから5ケ月、あっという間にA子の店は潰れた
LINEを送ったら未読のまま、メールも返信なし

学生時代の仲間と飲んだ時に、
A子の元彼のB男がいたのでA子の話をしていたら
A子、趣味は料理で料理が大好きだけど、
病的な味覚音痴らしい

B男がA子と別れた理由が、
連日出されるA子自慢のお手製料理で
見た目は本当にお洒落なカフェみたいな料理だったけど
味が壊滅的で「病院食と離にゅう食の融合」と例えられた

そして別の同級生から聞いたのが、
A子は夜の世界に堕ちたらしい

莫大な借金だけが残り
A子の借金の保証人になっているのが
A子の実姉の旦那さんの勤務先の上司とか
すごく厄介で一生逃げられない
怖い親戚の本家の伯父さんとか
自己破産なんて絶対できない相手らしく
何が何でも自力で返済しなきゃいけないらしい

そっちでも全然稼げないらしくて
まずは整形資金を貯めて
整形して指名を取れるようにしろと
店のマネージャーに恫喝されていると聞いた

メシマズが自覚なく突っ走っただけなのに
マンガみたいに人生転落して、
さすがにちょっと同情した