不倫相手の家に泊まって彼女と楽しんでいたら、「ガチャッ!」と鍵を開ける音がして…

5年前の蒸し暑いある夏の夜。

 

俺は当時、2つ年下の人妻と付き合っていた。もちろん、不倫。

彼女は職場のリーダーで年下の先輩だった。

はじめは距離があったが、仕事の相談なんかをしているうちに色々話す様になって、
職場仲間でやったBBQの帰り、酔った勢いで俺の方からキスをした。

最初は少し抵抗されたけど、彼女もかなり酔っていて、そのまま帰らずにホテルで一晩過ごした。

 

そこから頻繁に会う様になっていき、二人で飲みに行ってそのまま泊まったりするようになっていった。
彼女は割と自由奔放な性格で、個人でもビジネスをしていたので、旦那には
「今日は帰れないから実家に泊まるね」
なんてメールをしていたみたいだった。
旦那はとても穏やかでマジメで、仕事も忙しい人のようで、それでうまくいっていたみたいだった。

 

 

その、5年前の蒸し暑いある夏の夜。

俺は家でビールを飲みながら、彼女とメールをしていた。
彼女も飲んでいたみたいで、やりとりしているうちに電話がかかってきた。

「ねぇ、今から来てよ!今日旦那出張で帰ってこないんだ」

気軽に言うけど、俺の家から彼女の家まで1時間以上かかる。
時計を見ると、午前1時。
明日(というか、今日)も仕事。

「いやぁ、今日は無理だよ。行きたいけど」

「えー、なんでよ。最近会えてないじゃん。好きじゃないんでしょ!?」

…あー、完全に酔ってるな。
酔うと少し酒癖の悪い彼女。

でも、そんな事を言われると、俺の悪戯心が頭をもたげてくる。
びっくりさせてやろうか。

「無理だな」

と言いながら、そそくさと準備し、足であるロードバイクにまたがった。

「ちょっと、本気で来ようとしてない?ウソだよ!大丈夫だってば!」

少し正気に戻る彼女。
そう言われると余計に行きたくなる、天邪鬼の俺。

真夜中に、ロードバイクを飛ばし、1時間以上かけて高台にある彼女の家へ。

着いた頃には午前3時。汗だく。息も絶え絶え。

「ちょっと何してるのっ!? でも嬉しい、 ありがとうー!」

 

二人で改めて乾杯して、楽しい時間を過ごす。
そして、二人で寝ていた朝方…。

 

「ピンポーン」
「ガチャッ!」鍵を開けようとする音。

二人とも、反射的にガバッと飛び起きた。

「ウソ、やばい。帰ってきた…隠れて!」

寝ていた部屋のドアを閉めて、息をひそめる俺。
彼女は玄関までダッシュ。
二人の会話が聞こえてくる。

「早かったね」
「うん、なんとか早めに終わってさ。どうした、 何かあったの?」

もの凄く鼓動が早くなる。
自分の心臓の音が、やたらと大きく聞こえる。

異変に気付いてる?
これバレたら、完全に修羅場だな…。
終わったか…。どうしようか…。

すごく、長い時間のような気がした。

 

 

その時、シャワーを浴びる音が聞こえてきた。

彼女が急いで戻ってきた。

「今、出て!」小声で、叫ぶ。

俺もダッシュで荷物と靴を取り、忍び足で(でも心臓はバクバクしっぱなし)風呂場を通り過ぎ、
玄関からそーっと脱出した。

彼女のマンションの敷地から出た瞬間、安堵感と後悔とよく分からない気持ちが入り混じって、
脱力してしばらく動けなかった。

 

人生最大の修羅場、最低な体験だった。

コールセンターで人違いで修羅場に巻き込まれた体験談
私がコールセンターでバイトをしていた時に突然お前宛に凄く怒ってる人から電話がかってきていると言われ、電話に出た瞬間に怒涛の勢いで怒鳴られた修羅場な体験談になります。 ある日、普通に業務に取り組んでおりいつもと変わらず仕事をしていたとこ...